【佐渡一日探訪】究極の日帰りプランを紹介2! ~佐渡の歴史と暮らしとジオパーク編~
新潟県の秘宝、佐渡島へようこそ!
この地は美しい自然風景、独特の文化、そして千年以上にわたる歴史が息づいています。
一日で佐渡の魅力を凝縮体験するための、最高の日帰りプランをご紹介します。新潟から佐渡汽船に乗れば約2時間で佐渡に到着します。
佐渡への移動方法や旅のスタイルを理解することで、あなたの一日旅行が最大限に楽しくなるはずです。
この記事は佐渡の日帰り旅行プランの第2弾となります。前回は佐渡の北側をメインにしていましたが、今回は南側がメインの日帰り旅行プランとなっています。
北側は自然たっぷりなエリアが多かったですが、南側は約400年前から漁港として栄えていたため昔ながらの町並みや景色を楽しめます。
ではさっそく佐渡旅行に出かけましょう!
佐渡の風土:「大佐渡」と「小佐渡」の違いについて
佐渡島と言えば、新潟県に属する美しい自然と豊かな歴史を持つ島ですが、実はこの佐渡島、通常「大佐渡」と「小佐渡」という二つのエリアに分けられることがあります。それぞれの名称はどのような由来から来ているのでしょうか。また、その特徴はどのようなものなのでしょうか。
佐渡島の地形を見てみると、北側には「大佐渡山地」があり、ここには佐渡が誇る歴史的な名所である佐渡金山も含まれています。一方、南側には「小佐渡山地」が広がっています。そして、これら二つの山地の間に広がる盆地が「国仲平野」です。
このような地理的特徴から、一般的には島の中央から北側を「大佐渡」、南側を「小佐渡」と呼ぶことが多いです。そして地元の方々は、「小佐渡」のことを「南佐渡」とも呼んでいます。
大佐渡と小佐渡、この二つのエリアはそれぞれ異なった魅力と風景を持っています。それぞれのエリアについて深く知ることで、佐渡島の魅力をより深く理解することができます。
佐渡日帰り観光の完璧なプラン ~佐渡の歴史と暮らしとジオパーク編~
ここでは佐渡の日帰りの観光プランを紹介していきます。
このプランは佐渡の南側を回り、佐渡の歴史や独特な地形などを楽しめるプランです。
※時間はあくまで目安なので観光地の滞在時間や道の混み具合で多少のズレが生じるかもしれません。余裕ある計画をおすすめします。
【6:00】新潟港 佐渡汽船ターミナル
まずは佐渡に行くために船に乗ります。
少し朝が早いかも知れませんが、船内の2時間半は売店などもやっていないのであまりすることがないので寝ることをおすすめします。
※2等船室は1枚100円で毛布の貸し出しがあります。
ちなみに次の便だと9:20発で到着がお昼前になってしまうので予定が窮屈になる可能性が高いです。
ジェットフォイルで行く場合には時間が7:20になるので朝の時間に少し余裕が持てます。
佐渡汽船には30分前には到着しておくことをおすすめします。車の場合は40分前に到着すると慌てなくていいでしょう。
遠くの方は新潟駅周辺に前泊するのをおすすめします。
【8:30】両津港 佐渡汽船ターミナル
さあ、佐渡の旅はここからが出発です。
でもその前に佐渡汽船ターミナルに併設されているカフェ「maSani Coffee」で飲み物と軽食を食べることをおすすめします。
佐渡ならではの「小判バーガー」や期間限定ではありますが「笹団子スリート」は見た目も味も満点です。
テイクアウトも行っているので、車内でも食事が楽しめます。
【9:15】トキの森公園
「トキの森公園」は、絶滅危惧種であるトキの保護活動について学べるスポットです。
「トキ資料展示館」では、トキの保護増殖や野生復帰の取り組みに関する資料が豊富に展示されています。また、「トキふれあいプラザ」では、ケージ内で飼育されているトキをわずか2㎝の距離で観察することができ、その優雅な姿を間近で見ることができます。
公園内の売店では、佐渡産の新鮮な枝豆を使用したソフトクリーム「枝豆ソフト」が販売されており、風味豊かな一品として訪れる人々に人気です。
【10:30】西三河ゴールドパーク
「佐渡西三川ゴールドパーク」は、佐渡最古の「西三川砂金山」跡地に位置する体験型資料館です。
ここでは、「砂金とり体験」にチャレンジすることができ、自分で採った砂金をストラップやペンダントに加工(別料金)して記念に持ち帰ることができます。砂金がまったく取れなかった場合でも一粒プレゼントしてもらえるという小さなお子様でも嬉しい仕様になっています。
また、金の歴史を知る展示室や、オリジナルの菓子や貴金属を扱う売店も併設しています。
【12:00】小木屋
佐渡観光の拠点、小木港佐渡汽船ターミナルに併設された「小木屋」は、絶品の地元料理を楽しむことができる隠れた名店です。
場所柄、ターミナル施設に併設されていることから、あまり期待していない方もいらっしゃるかもしれませんが、その思いはきっと覆されるでしょう。ここで味わえるのは、佐渡で数店舗しか提供していない贅沢な「ブリカツ丼」や、新鮮な海鮮料理です。
食べるものに迷っている方には「佐渡御膳」がおすすめです。新鮮な海鮮と、美味しい佐渡産コシヒカリを堪能できる一品で、観光の疲れも吹き飛ばすほどのボリュームが魅力。
ここからの佐渡観光のエネルギー源に、ぜひ「佐渡御膳」を選んでみてはいかがでしょうか。
【13:00】力屋観光汽船
佐渡の旅行では、魅力的な「力屋観光汽船」のたらい舟を体験することをお勧めします。この体験は、女性船頭さんが見事な技術でたらい舟を操り、魅惑的な舞を描く瞬間を近くで感じることができます。
ちなみに、ここは先程美味しいご飯を堪能した小木港佐渡汽船ターミナルからすぐ近くに位置しています。
ただ、たらい舟の魅力だけでなく、選択肢にはモーターボートもあります。このオプションを選べば、佐渡でも人気の絶景スポット、「青の洞窟」を見学することができます。ボートの上から海風を感じる爽快感は格別です。
また、「力屋観光汽船」だけでなく「矢島・経島」でも同じくたらい船体験を楽しむことが可能です。どちらのスポットも魅力溢れる景色と体験が待っていますので、その日の気分や旅の進行に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
【14:00】宿根木
中世より港町として栄え、江戸後期から明治初期にかけて北前船稼業で発展した「宿根木」は、佐渡の歴史を刻んだまちです。
ここには100余棟の板壁の民家が密集しており、小さな入り江に向かって立ち並ぶ町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
一部の民家は公開されており、その中で過ごすことで、かつての船の仕事による生活の息づかいを感じることができます。
【15:30】両津港 佐渡汽船ターミナル シータウン商店街
宿根木から佐渡汽船までは約1時間程度かかるので、休憩をはさんで移動することをおすすめします。道中も長いので、時間に気をつけながら気になる所で素敵な出会いをしてみるのもいいですね。
そして最後には旅の思い出に佐渡汽船ターミナルに併設されているシータウン商店街に寄ってみることをおすすめします。
佐渡のお土産のだいたいがこの商店街に置いてあり、船が出航するまで見て回ってもよし、お土産を買ってもよしの場所です。
また、冒頭で紹介した「maSani coffee」で一息つくのもアリですね。
【16:00】佐渡汽船 出港
船はこの後にもう一便あるのですが、19:30発-22:00着になってしまうので、新幹線で帰るにも車で帰るにも遅い時間になってしまうので、この夕方の便をおすすめします。
帰りの船の中では、休憩で寝るのも良いですが、筆者的には佐渡に沈む夕日を見ながら夜のとばりが降りてくる景色をみながら物思いにふけるのが大好きです。
【18:30】新潟港 佐渡汽船ターミナル
これにて佐渡の旅は終了です。
家に帰るまでが旅行なので無事に帰宅できるようにしましょう。
新幹線に乗って帰る方はバスに座るために船を早めに下りることをおすすめします。かなりぎゅうぎゅうになるので、、、。
タクシーでも新潟駅に960円くらいで行くことができます。バスより早いので急いでいる人にもってこいです。
旅のコツと注意点
佐渡一日旅行の醍醐味と同時に注意すべきポイントをいくつかお伝えします。
まず、一日という時間制限の中での移動ですが、公共交通も利用可能ですが、レンタカーを推奨します。時間の制約を感じることなく、自由に佐渡を巡ることができます。
また、天気が観光の楽しみを左右することもあります。特に海や山を訪れる際には、事前に天候を確認し、安全に楽しむことが大切です。
これらのポイントを頭に入れて、一日で佐渡を旅すると、驚くほど充実した時間を過ごすことができます。
まとめ
美しい自然、古き良き町並み、豊かな文化…一度訪れれば忘れられない魅力が佐渡にはあります。そして、これらは佐渡の一部に過ぎません。
時間が許すなら、一泊二日の滞在をお勧めします。
最後に
最後に、皆さんの佐渡体験やおすすめスポットを是非コメントで共有してください。
初めて訪れる方は、この記事が佐渡探訪の手引きとなることを願っています。
佐渡の魅力を存分に堪能し、楽しい思い出を作ってください。
次回の更新もお楽しみに!